そもそもお彼岸ってどういうものなのか調べてみました
春のお彼岸は3月の春分の日を中日として前後3日間の計7日間を期間として
秋のお彼岸は秋分の日を中日として前後3日間の計7日間となっています。
日付を決める際には、国立天文台が作っている歴象年表から天文学的な春分日と秋分日を割り出しているとのことです。
たまにずれてる年がありますよね!
お彼岸と言う言葉は仏教の言葉で三途の川の向こう側、すなわち極楽浄土の事をいいます。
彼岸の期間になると、煩悩を払うために西に沈む太陽に祈りを捧げていたようです。
通常、春分の日と秋分の日の中日は、太陽が真東から出て真西に沈みます。
よって、この日に沈む太陽を拝むことは西にある極楽浄土に向かって拝むことになるのだと言われています。
お彼岸と言えばお墓参りをするイメージですよね!
花屋的にはこれは有り難いイメージですが・・・
仏教の信仰では、極楽浄土ははるか西のかなたにあると考えられているため、
太陽が真東からのぼって真西に沈んでいく、春分の日と秋分の日は我々の世界である此岸と、仏様の世界である彼岸が、
最も近く通じやすくなる日であると理解されるようになったそうです。
やがて次第に、春分の日と秋分の日に、ご先祖様の供養の法要を行えば、
ご先祖様だけでなく自分自身も西のかなたの極楽浄土へ到達することができ、
またご先祖様への思いも最も通じやすくなるのではないかという思想が生まれ、
お彼岸にはご先祖様の供養のためにお墓参りをするという行事が定着していったようです。
また、自然への信仰、つまり太陽への信仰を指していた「日願」が仏教の「彼岸」と結びついたという説もあるようです。
太陽が真東からのぼって真西に沈んでいく日であることが関係しています。
極楽浄土がはるか西のかなたにあると考えられていることから、太陽が真東からのぼって真西に沈んでいくとされる
春分の日と秋分の日が特別な日となりました。
そのためお彼岸とは、国民の休日である3月の春分の日と、9月の秋分の日をそれぞれはさんだ前後3日間、
つまり計7日間の期間を指しています。
最初の日は彼岸の入り、春分の日と秋分の日当日は中日、さらに最終日は彼岸の明けと呼ばれています。
この日は太陽の動きが、この世である此岸と、極楽浄土つまりは彼岸とほぼ一直線であるため、
この世と極楽浄土が最も近くなる日であるといわれるようになったのです。
お彼岸といえばおはぎとぼたもちを和菓子屋さんでよく見かけますが
実は春のお彼岸は「ぼた餅」を御供えし
秋彼岸には「おはぎ」を御供えするそうです。
ぼた餅は「牡丹餅」と書き牡丹が咲く季節、つまり春のお彼岸、そしておはぎは「御萩」と書き、
萩の季節すなわち秋のお彼岸に食べるもので、
そのあずきの粒を秋に咲く萩に見立てたものであると言われているそうです。
お盆の期間にはご先祖様が帰ってくる、という思想はよく知られているようですが、
お彼岸に関しては、その意味を知っている人はあまりいないかも知れないですね。
お彼岸という言葉が持つもともとの意味合いや、由来を知ることができると、
なぜお彼岸が春分の日や秋分の日の前後を指しているのか、ということについても理解が深まりますね!
お彼岸に限らず、日本には日本古来の風習や行事がたくさんあります。
それらを行う時には、その風習の由来や、もともとの意味を深く知っているとより充実したものになる
お彼岸になぜぼた餅を食べるのか、おはぎを食べるのかを知っているだけでもかなり違いますね。
夏休みがあるお盆とは違い、お彼岸は春、秋と7日間ずつありますが、
忙しくてなかなかお墓参りに出向くことが出来ない人もいるかもしれません。
そもそも期間については時代によってまちまちであったという説もあります。
お彼岸の期間が7日間と定められたのには、忙しい人でもその期間のどこかでご先祖様と向き合い、
手を合わせ供養することができたなら、きっと極楽浄土へと到達することができるだろうという意味合いもあるようです。
お彼岸にお墓参りに行く人も、自宅で仏壇に手を合わせる人も、お彼岸の本来の意味を知って行動することで、
より有意義な時間を過ごせるようになると考えられていたんですね。
以上お彼岸の事をネットで調べてみました。
日本古来のイベント?を大切にしつつこれからも未来につないで行きたいですね!